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はじめに
皆さん、あがり症に苦しんだことはありますか。私は今でもあがり症で苦しんでいます。
人前で話すときに心臓がドキドキして呼吸が荒くなり足がガクガクします。
いざ話そうとしても声が裏返り散々な結果になってしまいます。
あがり症になってしまうと人前で話すすべての場面で緊張します。偉い人の前であろうが同僚の前であろうが後輩の前であろうが関係なくとてつもなく緊張します。
通常、偉い人へのプレゼンなどで緊張することはすべての人にあるでしょう。しかし、あがり症の人はただ人前に立って話すというだけで緊張が襲ってきます。
あがり症は大人になればなるほど、足かせになってきます。なぜなら、人前で話す機会がどんどん増えてくるからです。職種にもよるでしょうが年齢を重ねそれなりの立場になってくればもっと増えてきます。
私は30代後半ですが朝礼やプレゼン、チームへの連絡事項など人前で話す全ての場面であがりそして緊張します。
あがり症はあまり人に理解されない病気だと私は考えています。また、あがり症になると人前で話すといった仕事にかなりストレスを感じてしまい負の連鎖に陥ってしまいます。
今回、私はあがり症を克服しようと色々なことを試して効果があるか確認していこうと思います。
現段階で私はまだあがり症であり克服はしていません。
そもそもなぜあがるの?
1.人の中にある恐怖心
あがり症になると心臓がドキドキして体がこわばって緊張した状態になりますよね。
例えばヘビが苦手な人が突然ヘビと遭遇するとどうなるでしょう。その人は心臓がドキドキして変な汗がでて緊張した状態になりますよね。
この症状ってあがる時の症状に似ていませんか。
あがり症とはつまり恐怖心や不安からきているのです。
上記の例をもう少し分析していきましょう。ヘビにあったから心臓がドキドキしたのでしょうか。そうではありませんよね。
「ヘビが急にこっちにきたらどうしよう」
「ヘビにかまれたらどうしよう」
「ヘビにまきつかれたらどうしよう」
など、色々な想像をし不安や恐怖心を抱き心臓がドキドキし始めているのですが
私たちは
ヘビにあったら心臓がドキドキした
と認識しているのです。
人前で話すときにあがる症状も基本的には一緒です。
人前で話すときに恐怖心や不安があります。その恐怖心や不安には理由があります。
「みんなちゃんと聞いてくれているだろうか」
「今声が少し震えたけどみんなに気づかれただろうか」
「完璧にスピーチをすることができるだろうか」
などです。
あがり症の人は、相手からの評価を気にし過ぎたり相手にどのような印象に映っているかを気にし過ぎる傾向にあります。
このようにあがり症の人は相手からの評価を恐れて不安や恐怖心を抱いてしまいます。
また、自分自身が発している言葉で不安や恐怖心を感じることもあります。
声の震えや途中で言葉詰まったりなど自分自身の声が体の変化により不安や恐怖心を感じ心臓がドキドキし緊張してしまいます。
POINT
- あがり症は不安や恐怖心からくる
- 相手の評価をおそれている
- 自分自身の声や体の変化により不安や恐怖心が発生する
2.あがり症は脳の問題
あがり症は性格の問題などといわれることがありますが、全く違うと思っています。
あがり症は脳が不安を感知し心拍数が早くなったり体が硬くなったりしているのです。つまり脳が危険信号を発することで発生している現象なのです。
あがり症の人の多くは緊張していることを認識しさらに緊張してしまう傾向にあります。強くなった緊張はさらに脳内に伝わりさらに体が硬くなり汗がふきでたりします。脳内ではパニック状態に陥るため体の全神経が通常とは全く違った行動を起こします。その結果、声が震えたり足がガクガクしたり
過呼吸になったりといった症状を引き起こします。
一度脳内がパニック状態を経験すると強烈な出来事として脳内に記憶されます。その結果、次に同じような状況になったときに不安に陥りまたパニック状態を引き起こしてしまいます。
POINT
- あがり症は脳の問題であり性格の問題ではない
- あがる時の脳はパニック状態である。
- 一度パニック状態を経験すると脳内に強烈な出来事としれ記憶され、その記憶がさらに不安や恐怖心に繋がっていく。
3.あがり症は病気
あがり症である私も病気であるという見解には賛成です。
色々なことを試してみてどうしてもだめな時はお医者さんのところにいき適切な処理をしてもらうことが必要でしょう。
ただ、お医者さんに行かずとも克服している人は多く存在しています。
そもそもあがり症はドキドキしながら人前で話すということを繰り返し行っていることから
人前で話す=恐怖
という現象が脳内に固定されてしまっているのです。
基本的には反復することで脳内に記憶されていきます。要は学習によって脳内は変化していくのです。当然新しい学習によって脳内を再構築することは可能だと思います。
POINT
- あがり症は病気である
- あがり症を作りあげたのはこれまでの学習によるもの
- 脳内の再構築をしよう
まとめ
今回は、まずあがり症を知ることから始めてみました。
どうでしょうか。あがり症のメカニズムを知ることで少し自分の症状を見つめ直すことが出来たんじゃないでしょうか。
あがり症がなぜ起きているのか分からないとよけい不安になりさらに症状は重くなるばかりだと思います。まずしっかり自分の症状がどのようにして起きているかをじっくり観察して徹底的に原因を追究しましょう。きっと克服への役に立つはずです。
さて次回からはあがり症対策として何が有効なのかを書いていきたいと思います。
それでは、この辺で失礼します。